こんにちは。バランスライフコーチの岩下玲子です。
今日は「うまくいく考え方シリーズ」第4回目をお届けします。
今回のテーマは、とてもシンプルで、でもとても大切な
「うまくいくと信じる」 という考え方です。
うまくいく人は、最初から「うまくいく」と決めている
うまくいっている人を見ていると、共通していることがあります。
それは、自分がうまくいくことを、疑いなく信じているということ。
たとえば、オリンピックで活躍しているスポーツ選手たち。
メダルを取る人、結果を出す人は、
「自分は勝てる」「この演技はうまくいく」
という感覚を、当たり前のように持っています。
もちろん、口に出して言っているかどうかは別として、
心の奥ではそれを疑っていないのです。
あなたにも「なぜかうまくいく」と思えていることはありませんか?
人によって違いますが、
「これだけはなぜかうまくいく気しかしない」
そんな分野やジャンルを持っている方も多いのではないでしょうか。
得意なことだったり、長く続けてきたことだったり、
理由ははっきりしなくても、
「大丈夫」「きっとできる」と自然に思えているもの。
実は、その感覚こそが、うまくいく人の思考のベースなのです。
信じるからこそ、準備を怠らない
ここで大切なのは、
「信じている=何もしない」ではない
ということ。
うまくいく人ほど、見えないところでしっかり準備をしています。
努力や練習、情報収集、イメージトレーニング。
できることを一つひとつ積み重ねてきているからこそ、
「ここまでやってきた自分なら大丈夫」と信じることができるのです。
オリンピック選手でいえば、
日々の厳しいトレーニングや練習、イメージワークを重ねた結果、
「自分は全力を出せる」
「だから、うまくいく」
という確信につながっています。
疑いが入った瞬間、流れは変わる
反対に、
「本当に大丈夫かな…」
「失敗したらどうしよう…」
と疑いが入った瞬間、力は分散してしまいます。
うまくいく人は、
自分が全力を尽くすことそのものを信じている。
だからこそ、迷いなく前に進めるのです。
自分を信じていると、結果に振り回されなくなる
少し前に、あるコミュニティに参加するにあたって面談を受ける機会がありました。
そのコミュニティは、面談を受けたからといって全員が入れるわけではなく、
場合によってはお断りされることもある、そんな場所です。
その話を聞いたとき、
「面談のときに、どういうことを話したら通りやすいか知りたい?」
と聞かれました。
正直に言うと、
「知っていたらより良いとは思うけれど、そこまで興味はないかな」
そんな感覚でした。
そのとき、自分の中でとても大きな気づきがあったのです。
「落ちるかもしれない」という発想がなかった
私はその面談について、
「落ちたらどうしよう」
という不安を、まったく感じていませんでした。
それは、
「私はここに入る」
と、すでに自分の中で決めていたから。
このコミュニティで学ぶ、と決めた。
だからそうなるよね、という感覚。
そこには、自分の無意識を信頼している感覚がありました。
必要なことは、ちゃんと起こると信じている
もうひとつ、私の中にある大切な前提があります。
それは、
「今の私に必要なことは、必ず起こる」
という考え方です。
もし本当に今の私にとって、そのコミュニティが必要なら、
面談を受けて、自然と通るはず。
もし落ちたとしたら、
それは「今はそのタイミングではなかった」
もしくは
「もっと今の私に合った場所がある」
というサインだと受け取るだけ。
だから、結果に対する不安が生まれないのです。
フラットな心で、ただ「受ける」
私にとって面談は、
「あるから受けます」
それだけのもの。
それ以上でも、それ以下でもありませんでした。
自分を信じていると、心は驚くほどフラットでいられます。
期待で浮き上がることも、恐れで縮こまることもなく、
ただ今できることをするだけ。
うまくいく人は、疑っていない
うまくいっている人を見ていると共通して感じるのは、
うまくいくこと自体を、疑っていない
ということ。
「うまくいくかもしれない」ではなく、
「うまくいく」
それを、頭ではなく、お腹の底で信じている感覚です。
自分を信じること。
流れを信じること。
そして、必要なことは必要なタイミングで起こると信じること。
これが、「うまくいくと信じる」という考え方の本質なのだと、私は感じています。
信じられる自分でいるために、準備を重ねる
「私はできる」
そう信じることは、とても大切です。
でも同時に、その信頼を支えているのが日々の準備です。
スポーツ選手がオリンピックに出場できるのも、
ただ信じているからではありません。
積み重ねてきたトレーニングや練習があるからこそ、
「自分はできる」と心から信じることができるのです。
もし準備を怠っていたら、
どんなに気持ちだけで「大丈夫」と言っても、
自分自身を信頼しきることは難しくなります。
結果として、人生はうまくいくと信じる
ビジネスや人生のように、
時間がかかるもの、範囲が広いものほど、
途中でトラブルや思い通りにいかない出来事が起こることもあります。
苦労する時期があるかもしれないし、
嫌な出来事が目に入ることもあるでしょう。
それでも、
「最終的には、私の人生はうまくいく」
そう信じて進むこと。
この視点を持っている人は、
一時的な出来事に振り回されすぎることがありません。
信じられないなら、足りないところを整えればいい
もし「信じきれない」と感じるとしたら、
それは能力がないからではありません。
- 練習が足りない
- 準備が足りない
- 学ぶ量が足りない
そう感じる部分があるなら、
そこを一つずつ埋めていけばいいだけ。
人は誰でも能力を持っています。
与えられる課題は、必ず乗り越えられるものしか与えられません。
だからこそ、
「私はできる」
「私はうまくいく」
そう信じて前に進むことが大切なのです。
自分を信じることが、軸をつくる
自分を信じられないと、心は揺れやすくなります。
精神的にも不安定になり、体の軸も崩れやすくなります。
軸が整っていない状態で物事に取り組むと、
うまくいかない出来事が増えてしまいます。
だからこそ、
「私はうまくいく」
という前提で、自分自身を見てあげてください。
まとめ
今日は「うまくいくと信じる」という考え方についてお話ししました。
信じることは、根拠のない楽観ではありません。
準備を重ね、自分を整えた上で、
自分の可能性と人生を信頼すること。
この考え方を、ぜひ日常の中で使ってみてくださいね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。