「パターン」とは、無意識に繰り返している習慣や行動のことを指します。
毎日の生活の中で当たり前にしていることでも、自分では気づかないうちに習慣になっていることがありますよね。
このような無意識の行動は、私たちの意識と深く関わっています。
意識と無意識について少しお話しすると、無意識は実は私たちの行動や判断にとても大きな影響を与えています。
意識的に「右に行こう」「左に行こう」と選んでいるように思えても、
その選択に付随する行動の多くは無意識のうちに行われています。
無意識の力はとても強く、意識だけではコントロールできない大きな方向性を決めることもあるんです。
たとえば、毎朝起きた後の行動を考えてみてください。
起きてすぐ洗面所に行く方もいれば、トイレやリビングに向かう方もいますよね。
このような「朝起きたら○○する」という行動は、ほとんどの場合、考えずに自然とやっている習慣です。
習慣化した行動には大きなパワーがあります。
なぜなら、習慣になると意識的な努力をほとんど必要とせず、自動的に行動できるからです。
あなたはどんなパターンや習慣を持っていますか?
少し立ち止まって、自分の行動を振り返ってみると、新しい気づきがあるかもしれませんね。
日常の中で無意識にしているパターン
パターンというと、毎日決まって繰り返す行動を思い浮かべるかもしれません。
たとえば「朝起きて顔を洗う」や「夜寝る前に歯を磨く」といったことですね。
でも、私がここでお伝えしたいのは、もっと瞬間的で細かな行動についてです。
たとえば、何かを手から落としてしまったとき、あなたはどんな反応をしますか?
すぐに拾う人もいれば、まず落ちたものの行方を目で追う人もいるでしょう。
また、自分で拾わずに「誰か拾って」と周りに頼む人もいるかもしれません。
こういった行動は、毎日必ず起こるわけではありませんが、同じような状況で繰り返される特徴的な反応です。
この無意識のパターンは、実は人生のさまざまな場面に影響を及ぼします。
恋愛や親子関係、仕事や趣味といったあらゆる場面で、そのパターンが表れてくるのです。
たとえば、ゲームの中での行動や、友達との会話の中でふとした瞬間に現れる癖のようなものが、
その人の根本的な性格や行動パターンを反映していることがあります。
私の師匠はよく、「たった一瞬の行動が人生全体を映し出している」とおっしゃいます。
その一瞬にどんな選択や反応をするかで、自分自身のパターンに気づくことができます。
少し意識して自分の行動を観察してみると、新しい発見があるかもしれませんね。
自分の行動パターンに気づく方法
私たちはプライベートで遊んでいるときの行動が、実はビジネスの場面でも同じように現れることがよくあります。
誰かにフィードバックをもらったとき、「ああ、確かにそうだな」と気づかされることってありますよね。
もしその行動やパターンが、自分が目指している未来につながっているのであれば、
それはそのまま続ければ良いのです。自分が持っている良い行動や習慣を認めて、それを自分で褒めてあげましょう。
逆に、そのパターンが周囲に悪影響を与えていたり、自分が目指すゴールへのブレーキになっているのであれば、
そのパターンを手放す必要があります。そうしないと、より良い未来に進むことが難しくなりますよね。
大切なのは、自分がどんなパターンを持っているかをしっかり認識することです。
しかし、私たちは自分自身の行動には案外気づきにくいもの。
だからこそ、誰かからフィードバックをもらうことがとても役立ちます。
または、自分の言動をビデオに撮って見返すという方法もあります。
これをすることで、自分の無意識の行動に気づけるようになります。
ところで、「フィードバック」という言葉に馴染みがない方もいるかもしれませんね。
フィードバックとは、相手から意見をもらうことで、自分の良い点や改善点を知るためのものです。
ただし、「こうしなさい」という押しつけではなく、「私はこう感じました」というような愛のある意見です。
自分をより良くするための気づきを与えてくれるものなんですね。
そんなフィードバックをくれる友人や仲間の存在は、本当に貴重だと思います。
そういう人たちを大切にしながら、自分自身の成長につなげていきたいですね。
フィードバックの大切さと自分の行動パターンに気づく方法
私たちは時々、言いにくいことをそのままにしてしまうことがありますよね。
でも、そんな「言いにくいこと」をあえて指摘してくれる人って、本当に貴重な存在です。
そのような意見をもらうことで、自分の改善点に気づき、さらに成長するきっかけになります。
だからこそ、時には自分から積極的にフィードバックを求めにいくことが大切です。
例えば、職場の上司や同僚、仕事仲間、親しい友人など、自分の行動について気になることがあれば正直に聞いてみましょう。
「傷つくかもしれないけれど、感じたことを正直に教えてほしい」とお願いしてみるのです。
それを受け止める覚悟が、自分をより良くするための一歩になります。
私自身もトレーナーとして、また日々内観を大切にしている立場から、自分のパターンに気づく経験をしてきました。
例えば、私の場合、「他人を優先しすぎている」というパターンがありました。
チームや仲間と一緒に行動するとき、自分の利益を第一に考えてもいい場面でも、
つい周りの利益を優先してしまうことが多かったのです。
もちろん、他人を思いやる行動は素晴らしいことです。
でも、そのバランスが偏りすぎてしまうと、自分が目指すべきゴールから遠ざかってしまうこともあります。
だからこそ、自分のパターンに気づき、必要なら少し修正していくことが大切なんですね。
皆さんも、日常の中で少し立ち止まり、自分の行動やパターンについて見直してみませんか?
そして、周囲の人にフィードバックを求めてみてください。
それがきっと、自分らしい未来への第一歩になりますよ。
チームでのゴールと自分自身の役割について
今回改めて気づいたことがあります。
それは、チームで何か目標を目指すとき、例えば会社でプロジェクトを進めたり、
みんなで一緒に作業をする場面などで、**「みんながゴールできるように考えること」**の大切さです。
どんなに自分一人がゴールしても、チーム全体がゴールできていなければ良い成果にはつながりませんよね。
ですが、ここで大事なのは「順番」です。
チームのメンバーが5人いるとしたら、全員がゴールできる方法を考えることはもちろん重要ですが、
その前に**「自分自身のゴールも見据える」**必要があります。
私もこれまで「みんながゴールできるように」と自分より周りを優先して行動してきたパターンがありました。
けれど、その時は結果がうまくいかないことが多かったのです。
「みんなのために自分が動く」という姿勢は美しいですが、それだけではバランスを欠いてしまうことがあります。
チームの勝利を考える上で大切なのは、**「自分自身のゴールも大切にする」**ということ。
つまり、「チーム全体の成功」と「自分の成功」を両立させる視点が必要なのです。
この考え方は、みんなの力を最大限に活かしながら、チーム全体としても、
自分自身としても充実した結果を得るための鍵になると感じています。
皆さんも、自分の行動や考え方を振り返ってみてはいかがでしょうか?
きっと新しい気づきが得られると思いますよ。
自分のゴールを目指すことの重要性
どんな行動パターンを変えたらうまくいったのか、振り返ってみました。
それはまず**「自分のゴールをしっかり目指す」**ということを意識したことです。
この行動をとった結果、驚いたことに、私だけでなくチーム全体もうまくいき、
全員が目標を達成することができました。この経験を通じて、
「まず自分がしっかり前に進むことが、チーム全体を引っ張る力になる」ということを実感しました。
ただ、日本人には「控えめであるべき」「良い人に見られたい」という
意識が強い方も多いのではないでしょうか。
私自身も、そうした気持ちがまだ残っていたことに気づかされました。
昔から「良い子」「良い人」と言われることが嬉しくて、親にもそう見られたいと思っていたのです。
それをだいぶ手放してきたつもりでしたが、実はまだチームで動く場面では
「自分の結果」より「みんなの結果」を優先していたのです。
でも、その結果が思うようにいかないことが多かったんですね。
ビジネスでも同じことが起きていたのかもしれません。
結局のところ、自分自身がまず自分のゴールを目指して、目標を達成する姿を見せることで、
周りの人たちにもポジティブなエネルギーを伝播させ、
全員がゴールを目指せるようになるんだと思います。
この気づきは、最近の行動を振り返る中で得たものです。同じように「みんなのために」と頑張るあまり、
自分の目標を後回しにしてしまっている方も少なくないのではないでしょうか。
もしそうだとしたら、まずは**「自分がゴールを目指すことがチーム全体を引っ張る力になる」**
という考え方を取り入れてみてください。
小さな変化が、大きな成果につながると思いますよ。
「みんなに先にいい思いをしてもらおう」とつい考えてしまうことってありますよね。
確かに「ギブを先に」という考え方は大切ですが、それだけではなく、自分が先頭を走って
「こうやってやるんだよ」「こんなゴールが手に入るんだよ」という姿を見せることも、
リーダーや指導者として非常に大切だと思います。
例えば、親として子育てをする時もそうです。
お父さんやお母さんが自分ではやれていないことを子どもに伝えようとしても、
「なんでお母さんができてないのに言うの?」と言われてしまうこと、ありますよね。
同じように、職場で部下を指導する立場や先生として生徒を教える立場でも、「先生ができてないのに、
なんでそんなことを言うの?」と感じられてしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、まずは自分が成果を出すこと、自分の行動で模範を示すことが必要なんです。
その姿を見せた上で、まだうまくいっていない人ややり方が分からない人をサポートしたり、
教えたりする方が、結果的にみんなでより遠くまで進むことができます。
この考え方は、私自身の行動パターンを振り返る中で学んだことです。
同じように、皆さんにも自分なりの行動パターンや気づきがあるのではないでしょうか?
一度立ち止まって、「自分がどう背中を見せられるか」を考えてみると、
新たな発見があるかもしれませんよ。
そのパターンがあることで、何かがうまくいっていないものがあるかもしれませんが、
それが何かに気づくために、身近で辛口の意見を言ってくれる方に、
ぜひフィードバックをもらってみてください。
気づきと行動の変化
これって、自分だけではなかなか気づけないことだと思うんですよね。
私も最近、自分の行動パターンに気づいたことがありました。
たとえば、返事は「わかりました!」と元気よくしてくれるのに、
その後の行動が伴わない人。返事は良いけれど、実際に行動に移さない人っていますよね。
これ、まさに私が受けた師匠の講座の中で気づかされたことのひとつです。
無意識のうちに私たちは多くの行動パターンを持っていて、
その中に現状を変える鍵が隠れていることがよくあります。
もし、今の自分が欲しい結果を手に入れられていないとしたら、
その原因は日常の小さな習慣や行動パターンの中にあるのかもしれません。
だからこそ、自分のパターンに気づくことが現状を変える第一歩なんです。
この機会にぜひ、自分自身を見直す時間を取ってみてください。
もし「これ、ちょっと良くない習慣だな」と思うことがあれば、それを改善してみてください。
気づくだけでなく、実際に小さな行動を変えてみることで、
あなたの未来を大きく変える一歩になる可能性があります。
今日もお読みいただきありがとうございました。少しでも気づきがあったら嬉しいです!