ワークライフバランスの取り方のポイント
こんにちは!
今日はワークライフバランスについてお話ししたいと思います。
経営者の方は仕事に熱心であるがゆえに、
プライベートの時間を犠牲にしてしまうことがありますが、
それはあまり良いことではありませんね。
実は、健康的な身体と心を維持するためには、
すべてにおいてバランスの取れた生活が不可欠です。
そこで、今回は脳科学と心理学の視点から、
経営者が健康な身体と心を維持するための
ワークライフバランスの取り方のポイントを
4つご紹介したいと思います。
1つ目のポイントは『睡眠』です
脳科学的には、睡眠中に脳は記憶の整理や情報の処理を行います。
十分な質の良い睡眠をとることで、効率的・効果的な仕事が行え、
創造性を向上させることができます。
また、ストレスの軽減にもつながります。ということは、
反対に経営者が十分な質の良い睡眠をとらなければ、
仕事の効率性・効果性が落ちてストレスも増えてしまうということです。
2つ目のポイントは『運動』です
運動はストレスを軽減し、健康を維持するためにも役立ちます。
脳科学的には、運動によって脳内で伝達物質のエンドルフィンが分泌され、
高揚感や満足感・幸福感が高まりストレスや不安を軽減する効果を発揮します。
また、健康的な身体を維持することで、集中力や仕事の効率も向上します。
3つ目のポイントは『趣味や余暇の時間』です。
心理学的に見ても、趣味や余暇の時間はストレス解消や
精神的なリフレッシュにつながります。
また、仕事に取り組むためのモチベーションを高める効果もありますし、
仕事以外のことに取り組むことで、
視野も広がっていき新たなアイディアの創出につながることもあります。
4つ目のポイントは『ストレスマネジメント』です。
過度なストレスは、心身に悪影響を与えます。
心理学的には、
ストレスは「各個人が主観的に物事をとらえて評価したときに生じるもの」
という言い方がされていて、
個人の物事のとらえ方が変わればストレスの感じる度合いも変化します。
ストレスを減らすためには、自分がどんな人間かを理解し、
自分と他人は違う考え・価値観を持っていることを認めること、
そして認知行動療法などを活用して物事のとらえ方や行動を
変えていくことが効果的です。
また、ストレスマネジメントのために、
自己啓発セミナーに参加したり、
カウンセリングを受けたりすると、
違う視点からのとらえ方も分かるのでお勧めです。
以上のように、健康な身体と心を維持するためには、
バランスの取れた生活が重要です。
脳科学や心理学を活用して、十分な質の良い睡眠時間を確保し、
定期的な運動を行い、趣味や余暇の時間を確保し、
ストレスマネジメントに取り組んでいきましょう。
仕事に集中することも重要ですが、自分自身を大切にすることも忘れずに、
バランス良く健康な体と心を維持してくださいね。
定期的な運動について、どのくらいの運動でどんな効果があるのか
運動は、身体的な健康維持やストレス軽減に効果的な方法の一つです。
定期的に運動を行うことで、身体と心の健康状態が改善されます。
WHOの『身体活動と座位行動に関するガイドライン2020』によると、
すべての成人に対し、150~300分/週の中等強度の身体活動、
75~150分/週の高強度の身体活動、
または両者の組み合わせを推奨しています。
中等強度の身体活動は、速歩きや自転車で走るなど、
息が少し上がる程度の運動をいいます。
高強度の身体活動は、ジョギング、サイクリング、サッカー等、
呼吸が乱れる程度の運動をいいます。
運動を行うことで生じる身体的な効果としては、以下のようなものがあります。
▶︎心臓や血管の強化 : 運動によって心臓や血管の働きが改善され、循環器系疾患のリスクが低下します。
▶︎筋肉の増強 : 運動によって筋肉が増強され、代謝が改善され、糖尿病のリスクが低下します。
▶︎骨密度の向上 : 運動によって骨密度が向上し、骨粗鬆症のリスクが低下します。
▶︎免疫力の向上 : 運動によって免疫力が向上し、感染症やがんなどのリスクが低下します。
また、運動による心理的な効果としては、以下のようなものがあります。
★ストレスの軽減 : 運動によってストレスホルモンの分泌が抑制され、リラックス効果があります。
★抑うつ症状の改善 : 運動によって脳内のセロトニンやドーパミンの分泌が増加し、抑うつ症状
(一日気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめない、などの精神症状が強くなり、様々な身体症状もみられること)
の改善が期待できます。
★自己肯定感の向上 : 運動によって自己肯定感が向上し、自信を持って物事に取り組むことができます。
上記のように、定期的な運動には身体的・心理的な健康効果が期待できます。
運動を習慣化し、健康的な生活を送ることが、
結果としてビジネスの発展にもつながってきます。
趣味や余暇の時間を確保し、ストレスマネジメントに取り組むとは?
経営者が仕事に没頭し過ぎてしまい、
ストレスを抱えてしまう原因の一つに、
趣味や余暇の時間が不足していることが挙げられます。
趣味や余暇の時間を確保し、
ストレスマネジメントに取り組むことで、
ストレスを軽減し、健康な心身を維持することができます。
趣味や余暇の時間を確保するには、「自分のための時間」を
確保できるように、スケジュールを管理することが必要です。
また、定期的に自分自身のために予定を立てることも重要です。
例えば、週末に家族との時間を作ったり、スポーツやホビーに
時間を割いたりすることで、ストレスを解消することができます。
また、ストレスマネジメントに取り組むには、
自己認識や認知行動療法が効果的です。
自己認識とは、自分自身の考えや感情を客観的に捉え、
自分自身を理解することです。
自己認識を行うことで、
ストレスを感じたときにどのような考え方をするのかを
知ることができます。
そして認知行動療法とは、ストレスを感じたときに、
それをポジティブな方向に変換するための技術です。
例えば、ストレスを感じたときに、
自分自身に
「今の自分は、目の前の出来事をどんな風にとらえているか、
そのとらえ方でどんな感情が出てきているか。」
を質問していきます。
そして、今の感情が欲しくないものだとしたら、
今とは別のどんなとらえ方をしたらこの感情が
ポジティブになりストレスを乗り越えられるか
考えてみることができます。
上記のように、趣味や余暇の時間を確保し、
ストレスマネジメントに取り組むことで、
ストレスを減らし、健康な心身を維持することができます。