定期的な運動について、どのくらいの運動でどんな効果があるのか
運動は、身体的な健康維持やストレス軽減に効果的な方法の一つです。
定期的に運動を行うことで、身体と心の健康状態が改善されます。
WHOの『身体活動と座位行動に関するガイドライン2020』によると、
すべての成人に対し、150~300分/週の中等強度の身体活動、
75~150分/週の高強度の身体活動、
または両者の組み合わせを推奨しています。
中等強度の身体活動は、速歩きや自転車で走るなど、
息が少し上がる程度の運動をいいます。
高強度の身体活動は、ジョギング、サイクリング、サッカー等、
呼吸が乱れる程度の運動をいいます。
運動を行うことで生じる身体的な効果としては、以下のようなものがあります。
▶︎心臓や血管の強化 : 運動によって心臓や血管の働きが改善され、循環器系疾患のリスクが低下します。
▶︎筋肉の増強 : 運動によって筋肉が増強され、代謝が改善され、糖尿病のリスクが低下します。
▶︎骨密度の向上 : 運動によって骨密度が向上し、骨粗鬆症のリスクが低下します。
▶︎免疫力の向上 : 運動によって免疫力が向上し、感染症やがんなどのリスクが低下します。
また、運動による心理的な効果としては、以下のようなものがあります。
★ストレスの軽減 : 運動によってストレスホルモンの分泌が抑制され、リラックス効果があります。
★抑うつ症状の改善 : 運動によって脳内のセロトニンやドーパミンの分泌が増加し、抑うつ症状
(一日気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめない、などの精神症状が強くなり、様々な身体症状もみられること)
の改善が期待できます。
★自己肯定感の向上 : 運動によって自己肯定感が向上し、自信を持って物事に取り組むことができます。
上記のように、定期的な運動には身体的・心理的な健康効果が期待できます。
運動を習慣化し、健康的な生活を送ることが、
結果としてビジネスの発展にもつながってきます。